カフェインカンパニー社は、1931年にドイツはブレーメンに創業された老舗のカフェインレスコーヒーの製造業者。その製造量は世界一。ドイツの他にベトナムにも工場を持ち、コロンビアには自社の輸出会社を構えています。しかしながら、かつての彼らの加工方法は主に薬品(酢酸エチルやジクロロメタン)を使用したものが中心。それらの使用を禁止している彼らのコーヒーは、日本へ輸出することができませんでした。ところが2021年、世界的な広がりを見せる安心安全なデカフェ需要を受け、カフェインカンパニーは長年培ってきた技術を基に、水を使用したカフェインレス(ジャーマンウォータープロセス)の製造ラインを立ち上げます。その評判は想像以上、世界各国からオーダーが集まっています。彼らはその需要に応えるべく、設備投資を行い、品質のさらなる向上、工場の省エネ化に取り組んでいます。